教育のつどい大阪2009 全体会

記念講演は勝野正章さん

記念講演は勝野正章さん

教育のつどい大阪2009(第59次大教組教研)が始まりました。

今日は全体会が柏原市民文化会館で開かれ、勝野正章さん(東京大学大学院准教授)が「どの子にも学ぶ喜びと希望を~子ども・父母・教職員の信頼を築く学校づくり~」のテーマで、記念講演をおこないました。

勝野さんは「この10年で企業や行政のことばが職員室に浸透してしまった、そのかわりに教育のことばや子どもにかかわることばが失われてきた」のではないかと指摘、評価し合う関係ではなく、対話を軸に認めあう真の同僚性を取り戻すために、「教師が語り合い、聴き合う時間と空間が欠かせない」とし、国際的な調査や教育困難に苦しむ若い教職員への聞き取りを背景に、実例をあげて訴えました。

淡々と話をされましたが、「評価」で孤立する教師の実態がリアルに語られ、苦しむ同僚の顔が思い浮かぶ講演に、ぜひ、明日からの実践につなげていきたいと感じました。

歓迎行事は高校生有志ブラスバンドの演奏、ダンスも披露してくれました。

歓迎行事は高校生有志ブラスバンドの演奏、ダンスも披露してくれました。

記念講演に先立ち、歓迎行事が催されました。
柏原市教職員組合和太鼓サークル「絆」の演奏、中河内地区の青年教職員たちによる「南中そーらん」、そして、布施、布施北、布施工科、花園高校の吹奏楽部有志による演奏が披露されました。
今年はインフルエンザの影響もあり、集まるのもむずかしい中、よく練習、準備された演技・演奏に参加者からアンコールの拍手がわき上がっていました。

辻保夫大教組委員長が主催者あいさつ。

辻保夫大教組委員長が主催者あいさつ。


この後、小林大教組教文部長の基調報告がありました。
小林優大教組教文部長が基調報告。

小林優大教組教文部長が基調報告。

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