文科省も示す原理・原則に基づき 学校の具体的な教育活動への指示・拘束を改めるべき

 市教委は、小学校運動会の計画、実施に当たり「子ども主体で」「勝負にこだわらない競技の実施を」と指示しています。

 しかし、従来小学校の運動会に対して、入場行進、着順をだれの目にも明らかにする等旗の使用、選抜リレーの実施などについて、教育委員会の本来の権限を無視して、指示や拘束、校長への報告義務付けなどを行ってきたことにはまったく触れていません。

今までの対応の誤りを認めて、何が問題だったのかを検証する姿勢が見られません。

 「教育改革」などでも教育行政は、激しく揺れる振り子と同じように、その指示を時々に大きく変えてきました。そのことで振り回され、犠牲や負担を負うのは子どもたちであり、現場の教職員です。

改めて、教育委員会と学校との関係の原理・原則を明確にしていくことが求められます。

 2017年に当時、一連の教育長・市教委から学校への指示や拘束問題に対して、枚方教組がニュース「枚方教育」で示した見解を改めて示したいと思います。

各学校においても、この原則をもとに、再度学校の教育活動の在り方を見直していくことはますます重要になっています。

枚方教育2017年10月24日付1765号

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