先生足りない、でも仕事は山ほど、今いる先生で支える

市教委からはなかなかオープンにはしない、枚方全体の教員不足の実態。

組合の会議や、アンケート実施で、聞けば聞くほど、次から次に、教員不足の中で、必死で現場の先生たちの負担と犠牲で、かろうじて学校の教育活動が支えられている実態が浮かび上がってきています。

 ■ 1学期末~2学期に、年度途中の教諭、講師の先生の病休が増えているだけでなく、退職に至

る学校もいくつかで出てきている。(小中とも。)

 ■ 病休、育産休の代わりに常勤ではなく、非常勤を配置している学校が、増えてきている。

 ■ 病休、育産休の講師が来ずに、担外の先生、生徒指導、教務、教頭なども入って何とか回し

ている。

 ■ 講師の先生も教職未経験で来られる人や70代で来られる人もいて、本人にも周りの先生も対

応や配慮がより必要になってきている。

 大変な現状でも、「ほかの学校聞いていると、うちはまだマシなのかと思う」!?

 部活動地域移行、枚方は遅すぎる

 2名欠員の学校の先生、「支援や配慮の必要な子どもも多く、毎日教室飛び出す子どもの対応で空き時間もない状態。」と言いながら、「ほかの学校の状態聞いているとうちはまだマシなのかとも思う」

 3名の欠員の中学校では、「残りの先生たちで無理して持ちこたえ、行事続きの中で、残りの先生たちも体調崩していき、さらに少ない先生で毎日の授業、学級対応こなさざるを得ない状態が続いている。」

 中学校の先生たちは、欠員の負担を支える中でも、部活動、休日の練習、試合引率(信販・試合運営含め)、どんなにしんどくても、行かざるを得ないのが現実です。

 「他の市や都道府県では、もっと部活動地域移行進んでいるのに、枚方は遅すぎる」とあまりの市教委の部活動地域移行の動きが進んでいないことに怒りの声も少なくありません。

市教委  予想されていたのに、今年も「学校で何ができるか検討を」

職場の生の声、聞けば聞くほど深刻、学校で何とかできる事態なのか!!           

あまりの多忙と、教員不足の付けを負わされる毎日の中で、このような声も、職場の先生から聞かれます。

必死で現場を支えている先生たちには、「こんなに困難な中、何とかしようと頑張っているのに、このことをわかってもらえてると思えない気持ちが募るばかりです。

 今年も教員不足なのは予想されていたにもかかわらず、市教委は昨年と同じ「学校で何ができるか検討を」。現場から聞こえる生の声からは、学校で何とかできる事態でないことは明らか。

教員確保、配置の責任は、学校の現状は明らかに市教委がコントロールできない状態に陥っています。必要なのはさらなる学校の工夫や努力ではなく、市教委からの負担軽減策、学校への具体的な支援策です。

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